書籍『こころのチキンスープ』に書かれているエピソードの中に心に響いた文章がありました。
ロイ・カムパネラという方が書かれた「苦しみを超えて」の一文をご紹介します。
これは、アメリカ南北戦争当時南部連合の無名兵士が書いたという詩です。
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-苦しみを超えて-
大きなことを成し遂げるために
力を与えてほしいと神に求めたのに、
謙遜を学ぶように弱い者とされた。
より偉大なことができるように健康を求めたのに、
よりよいことができるようにと病気を戴いた。
幸せになろうとして富を求めたのに、
賢明であるようにと貧しさを授かった。
世の人々の称賛を得ようとして成功を求めたのに、
神を求め続けるようにと弱さを授かった。
人生を享楽しようとあらゆるものを求めたのに、
あらゆることを喜べるようにと命を授かった。
求めたものは一つとして与えられなかったが、
願いはすべて聞き届けられた。
神の意に添わぬものであるにも拘らず、
心の中の言い表せない祈りはすべて叶えられた。
私はあらゆる人の中で最も豊かに祝福されたのだ。
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人は誰しも年若い頃に思い描いていた自分の将来と
現在在る自分とのギャップを考えたことがあるかと思います。
いかがでしょう?
理想の将来像が現実となっている方はどれだけいるでしょうか。
「昔は◯◯になりたかったんだけどね。」
という声が圧倒的に多いことが想像されます。
そのギャップに気付いた時にどう考えるかで
「幸」「不幸」が決まります。
理想と現実のギャップに葛藤して絶望的になることも出来ます。
上の詩はまさに「幸せ」をつかんだ人の考え方の見本ですね。
「幸せ」は考え方次第なのです。
『しあわせは自分の心が決める』